競技規則

セパタクロー競技規則(2007年7月4日付)
※この改正ルールは2006年7月国際セパタクロー連盟総会で承認可決されたものです※

 

1. コ-ト
1.1. コートの大きさは縦13.4m横6.1mで、床面から8mの高さまで障害物の無いこと.(砂、芝のコ-は 適切ではない.
1.2. コ-トを囲むラインの幅は0.04mを越えてはならない.またコートの寸法よりも内側に引くこと.全てのラインは障害物から少なくとも3mは離れていること.
1.3. センタ-ライン
センタ-ラインは幅0.02mで、コ-トの左右を2等分するように引くこと.
1.4. クォーターサークル
センタ-ラインの各コ-トの角に、サイドラインとセンタ-ラインとが交差する点から半径0.9mのクォーターサークルをサイドラインからセンタ-ラインにかけて引くこと.0.04mのラインを半径0.9mの寸法の外側に引くこと.
1.5. サービスサークル
ベースラインから2.45m、サイ ドラインから3.05mの点を中心に、半径0.3mのサービスサークルを左右両のコートに描く.幅0.04mのライ ンを半径0.3mの寸法 の外側に引くこと.

セパタクローコート

2. ポスト
2.1. ポストは床面から1.55m(1.45m女子)の高さであること、またネットの張りをしっかりと保つように固定すること.ポストは非常に丈夫な素材で作り、半径0.04mを超えないこと.
2.2. ポストの位置ポストはセンタ-ラインの延長線上で、サイドラインから外側0.3m の位置にしっかりと置くこと.

3. ネット
3.1. ネットの編み目は0.06mから0.08mで通常の紐かナイロン製であること.
3.2. ネットは幅が0.7mで,長さは6.1m以上とする.ネットはセンタ-ラインに直立して設置すること.
3.3. ネットの両側には,サイドラインの直上に境界線として0.05m テープを縦に巻く.
3.4. ネットの最上部と最下部には,幅0.05m の二重のテープで縁取り,テープ内に通した丈夫な紐かナイロン製のコードによってポストのトップから張られ,支えるようにすること.
3.5. ネットの中央の高さは男子用1.52m,女子用1.42m ,ポスト付近では男子用1.55m,女子用1.45mであること.
4. タクローボール
4.1. セパタクローボールは編みこみ式の球形のものである.
4.2. 合成ゴムで形成されていないセパタクローボールは次の基準をそなえていなければならない.
4.2.1.  12の穴.
4.2.2. 20の交点.
4.2.3.  男性用ボールが0.41mから0.43m、女性用ボールが0.42mから0.44mの円周を要する.
4.2.4.  男性用ボールの重量が170gmから180gm、女性用が150gmから160gmの範囲内であること.
4.3. セパタクローボールの色は簡素な単色、マルチカラーと明るい配色が可能で、選手のプレーの障害にならない配色にすること.
4.4. セパタクローボールの表面は、選手の身体と接触した折の衝撃を緩和するため、合成ゴムか柔軟で耐久性のある材質で製造する.
4.5. オリンピック、ワールドゲーム、英連邦ゲーム、アジア大会、東南アジア大会を含む、但しそれらに限定せず、国際セパタクロー連盟の承認のあるすべての国際試合及び地域の試合では、国際セパタクロー連盟公認のボールを使用すること.

5. 選手
5.1. 試合は2組のレグで行う.各レグの選手は3名とする.
5.2. 3人の選手のうち1人は後衛に位置し、”バック(テコン)”と呼ばれる.
5.3. 他の2人の選手は前衛に位置し、1人は左に、もう1人は右に位置する.左に位置する選手を”レフトインサイド”、右に位置する選手を”ライトインサド”と呼ぶ.
5.4. チームイベント
5.4.1. 各チームは9選手とする(3レグで各レグ3選手)で構成し、最大15名まで用意できる.しかし、各試合に登録できる選手は12選手とする.
5.4.2. 試合開始前には,各チームともコート上に9名以上の選手を揃えること.
5.4.3. 選手数が9名に満たない”チーム”の場合は,如何なるチームであっても試合には出場できず,負けと見なされる.
5.5. レグイベント
5.5.1各レグは最低3選手を持って構成し、最大5選手(1レグ選手3名、補欠2名)まで登録できる.
5.5.2試合開始前には,各チームともコート上に3名以上の選手を揃えること.
5.5.3選手数が9名に満たない”チーム”の場合は,如何なるチームであっても試合には出場できず,負けと見なされる.

6. 選手の服装 
6.1. 選手が使う一切の用具類についてはセパタクロー競技に適切な物であること.ボールのスピードを増減させたり,選手の動きを助けたり身長を増すような物を身 につけてはならない.或いは,その他の手段にて選手に不公平に利する如何なる用具類について,その使用を一切禁じる.
6.2. 混乱や障害をさけるため、2組の対戦するチームは異なった色のユニフォームを着用すること.
6.3. 各チームは,ジャージ/Tシャツを少なくとも2組は所持すること.色は1つが明るい色,もう1方が暗い色とする.もし試合会場に到着した対戦チームが両 チームともに同色のジャージを着用している場合は,ホームチームが着衣を変えること.また,試合会場がどちらのチームにとっても中立的な会場である場合は プログラムの最初に試合を行うチームが着衣を変えること.
6.4. 選手はジャージ/Tシャツ,短パン,靴下,ゴム底でヒールの無いスポーツシューズを身につけること.選手が身につけるものは全て,選手の身体の一部と見な される.ジャージ/Tシャツは,短パンの中に入れること. 寒い時は,トラック用ス-ツを着ることが許されている.
6.5. 各チームまたはレグの全てのジャージ/Tシャツは同色とし,1から15までの背番号を付けること.背番号は着用するジャージ/Tシャツの色と対照的な色合いとし,大きさは縦19㎝以上であること.
6.6. 各レグのキャプテンは,左腕にアームバンドを着用すること.アームバンドはジャージ/Tシャツの色とは異なる色とすること.
6.7. 本ルールに説明されていない着衣についてはISTAFテクニカルコミッションの許可を前もってうけること.

7. 選手交代
7.1. 先発メンバーや選手交代の如何に関わらず、一度プレーを行なった選手は、現在進行中のそのチームの試合においては、他のレグでプレーすることは出来ない.
7.2. 選手交代は、いつでも競技が中断したときに、そのチームの監督が審判長に要求することができる.
7.3. 各レグ2人の補欠選手を登録できる.ただし選手交代は一度のみである.
7.4. 試合中、主審に退場させられた選手は、それまでに選手交代が行なわれていない場合に限り、他の選手との交代が許されている.
7.5. 選手が3人に満たない「レグ」は、試合を続行 することが許されず、負けと見なされる.

8. トスコインおよびウォ-ミングアップ
8.1試合開始前に主審がコイン/ディスクをトスし、トスに勝った側が”サービスの選択”か”サイドの選択”の権利を有する.トスに負けたチームはそのまま決定に従う.
8.2トスコインで勝った側がまず2分間のウォ-ミングアップをし、もう一方の”レグ”が次に行う.コート内では、5人のみが公認球を使用し自由に動くことが出来る.

9. サービス時の選手の位置
9.1. 競技開始時には、両方の”レグ”の選手は各コ-ト内で試合のできる態勢になっていること.
9.2. テコンは、片足をサービスサークルの内側に置くこと.
9.3. サービス側の両方の”インサイド”の選手は、各々のクォーターサークル内にいなければならない.
9.4. レシーブ側のレグは、自分のコ-ト内のどこにいてもよい.

10. 競技開始およびサービス
10.1. サービスを与えられたサイドから第一セットセを開始する.第一セットの勝者は、第二セットの「サービスの選択権」を有する.
10.2. 主審が得点をコールした後に、直ちに(サービスのための)ボールを投げなければならない.もし主審が得点をコールする前に、いずれかの”インサイド”の選 手がボールを投げた場合は、そのボール投げた選手は警告を受け、投球のやり直しになる.再度同様の行為を行った場合、フォルトになる.
10.3. サービスが行なわれる時、サーバーがボ-ルを蹴った瞬間から、全ての選手は各々のコ-ト内で動くことを許される.
10.4. サービスは、もしそのボ-ルがネットに触れたかどうかに関わらず、ネットを越え、二つの境界線(サイドライン/ベースライン)以内にあれば有効である.
10.5. トーナメント形式のチームイベントの試合では、第二レグで勝敗が決した場合、第三レグは試合を放棄してもよい.
10.6. リーグ形式のチームイベントの試合では、第三レグの試合を実施しなければならない.一つのチームが第三レグの試合を放棄した場合は、相手チームに各セット分の21ポイントを与える.

11. フォルト
11.1. サービス時のサ-ブ側について
11.1.1. 主審が得点をコールした後に、サービスのためのボールを投げる”インサイド”の選手が、ボ-ルをもてあそぶ(ボ-ルを投げ上げたり、床についたり、もう一方の”インサイド”の選手に渡す、等).
11.1.2. “インサイド”の選手が、ボ-ルを投げる時に、歩いたり、ラインを踏んだり、ラインより足が出たり、また体の一部がネットに触れたりする.
11.1.3. “サーバー(テコン)”が、サービスボ-ルを蹴る時にジャンプをする.
11.1.4. “サーバー(テコン)”の選手が、サービスのためのボールを蹴らない.
11.1.5. サービスボ-ルが相手のコ-トに入る前に、味方の選手に触れる.
11.1.6. サービスボ-ルがネットを越えても、コ-トの外側に落ちる.
11.1.7. サービスボ-ルが相手サイドに入らない.
11.1.8. 腕や手やそれらの一部をグランドの表面に触れたりしてサーブの実施に影響を与えた場合.
11.1.9. 主審のスコアーをコールする前にサービスボールを投げた場合、最初の行為を除く、2回目以降の行為.
11.2. サービス時のレシーブ側について
11.2.1. 相手の気を散らすような行動をしたり、騒音をたてたり、怒鳴ったりする.
11.3. 試合中の両サイドについて
11.3.1. 選手がセンターラインに触れた場合(スパイクやブロック後のフォロースルーは除く).
11.3.2. 選手が相手サイドにあるボ-ルに触れる.
11.3.3. スパイク等のフォロースルーの除き、選手の身体の一部が、ネットの上方または下方に関わらず相手コ-トに入った場合.
11.3.4. 連続して4回以上ボールに触れた場合.
11.3.5. ボ-ルが手に触れた場合.
11.3.6. わきの下や足の間や身体上でボ-ルを止めたり、抱えた場合.
11.3.7. 選手の身体の一部また選手の身につけているも、例えば靴やヘッドバンド等の用具の一部でも、ネットやポストや競技審判の椅子に触れたり、相手サイドに落ちた場合.
11.3.8. ボールが天井や壁に(いかなる障害物においても)触れた場合.
11.3.9. 選手がキックを行うのに役立つよう,外的な物を利用する.

12. 得点の仕組み
12.1. サービス側またはレシーブ側のいずれかがフォルトを犯した場合、相手側に1ポイントがサーブ権ととともに与えられる.
12.2. 一つのセットの勝利ポイントは21とする.ただし、両チームのポイントが20対20のタイになった場合、25ポイントまでに2ポイント先取したチームを勝 利者とする.各セットで両チームが20対20ポイントになった場合、主審が”セッティングアップ トゥー 25ポインツ”をコールする.
12.3. 第1および第2セットの後、それぞれ2分間の休憩を取る.
12.4. 各”レグ”が1セットずつ取ると、試合は3セット15ポイントの「タイブレイク」を行なう.ただし、両チームのポイントが14対14のタイになった場合、 17ポイントまで2ポイント先取したチームを勝利者とする.各セットで両チームが14対14ポイントになった場合、主審が”セッティングアップ トゥー  17ポインツ”をコールする.
12.5. “タイブレイク”を行なう前に、主審はコイン/ディスクでトスを行い、そのトスの勝利チームが”サービスの選択権”を有する.一方の”レグ”が8ポイントを取った時点で、サイドチェンジを行なう.

13. タイムアウト
13.1各セット、レグが11ポイントを取得した時点で”レグ”は、1分間のタイムアウトが与えられる.タイブレイクでは8ポイント取得した時点で自動的にタイムアウトが与えられる.5人までが、タイムアウト中にコ-ト内に入れることができる.
13.2 5人のうち2名は選手の服装とは異なった服装を身につけること.

14. 試合の一時中断
14.1. 主審は試合進行の障害や妨害が出た場合、または選手が緊急の治療を要する怪我をした場合、一時的に試合を中断することができる.その時間は5分を越えてはならない.
14.2. 怪我をした選手には5分間のインジュリー タイム アウトが許される.もし5分間たってもその選手が競技に復帰できない場合は、選手交代を行なわなければならない.もし負傷した選手のチームがすでに選手交 代をしている場合、没収試合となり相手チームの勝ちとなる.
14.3. 試合に妨害や障害が生じた場合、審判長はトーナメントコミッティーとともに試合を中断させることができる.
14.4. 一時中断の間、全ての選手は、コ-トを離れたり、飲み物を受け取ったり、その他いかなる援助も受けてはならない.

15. 規律
15.1. 全ての選手は試合のル-ルに従わなければならない.
15.2. “レグ”の選手のコンディションやポジションに関する事項や試合に関する主審の判定理由に関する説明については,”レグ”キャプテンのみが試合中に主審に尋ねることができる.主審は”レグ”キャプテンによる要求を取り上げる.
15.3. チーム監督,コーチ,プレーヤーやチームの役員は試合中に主審の判定に対して議論することは許されていない.また試合の継続を妨げたりするようないかなる手段も許されていない.それらの行動は,重篤な不正行為として扱われる.
16. 罰則
次のようなファウルや不正行為には罰則が科せられる.規律上の制裁.
16.1. 警告をうける違反行為
選手は次の6種類の違反行為を行った場合、警告とともにイエローカードの提示をうける.
16.1.1. 全体の試合に有害な影響を与えるような,スポーツ倫理を重い軽いにかかわらず犯すような行動をともなう非スポーツマン的行動.
16.1.2. 言葉や行動で異議を唱える.
16.1.3. ルールを継続的に犯す.
16.1.4. プレーのスタートを遅らせる.
16.1.5. 主審の許可なく、コート外に入る.
16.1.6. 主審の許可なく、意図的にコートから出る.
16.2. 退場を伴う違反行為
選手は次の5種類の違反行為を行った場合、退場とともにレッドカードの提示をうける.
16.2.1. 重大は違反行為をする.
16.2.2. 相手チームの選手に意図的にケガをさせるような行動を含む暴力行為をする.
16.2.3. 相手チームや他の者につばを吐きかける.
16.2.4. 侮蔑的な言葉やジェスチャーをする.
16.2.5. 一試合に2回目のイエローカードを受ける.
16.3. コートの内外にかかわらず、相手チーム、同一チーム、主審、副審など何人に対しても、不品行な行動を行い、イエローカードを受けた場合に、次のような罰則を科する.
16.3.1. 違反:最初のイエローカード受領 → 罰則:通常の警告
16.3.2. 違反:同一大会、同一試合での同一選手による2度目のイエローカード受領 → 罰則:1試合の出場禁止
16.3.3. 違反:試合の出場停止後、同一大会での試合で3度目のイエローカード受領 → 罰則:2試合の出場禁止と選手が所属する団体によるUS$100の罰金
16.3.4. 違反:4回目のイエローカードの受領  同一大会で、同一選手が2回の試合出場停止処分後、試合で4度目のイエローカード受領 → 罰則:試合の出場停止 処分、及び規律委員会(Disciplinary Committee)の判断が提示されるまで、関連するセパタクロー統括団体によって認められたいかなる大会においても出場禁止処分
16.3.5. 違反:同一試合中に2度目のイエローカードの受領 → 罰則:a) 2試合の出場停止処分 b) 選手が所属する団体によるUS$100の罰金 c) 同一大会中、3度目のイエローカードを受領した場合に同時にレッドカードを受領.
16.4. コートの内外にかかわらず、相手チーム、同一チーム、主審、副審など何人に対しても、不品行な行動を行い、レッドカードを受けた場合に、次のような罰則を科する.
16.4.1.  違反: レッドカード受領 → 罰則:即時試合の出場禁止、及び規律委員会(Disciplinary Committee)の判断が提示されるまで、関連するセパタクロー統括団体によって認められたいかなる大会においても出場禁止処分とする.

17. チ-ム役員の不正行為
17.1. 大会中、コートの内外に関わらず、チームやチームのオフィシャルによって行われる不正行為や妨害行為にいたった場合、チームやチーム役員に対しても懲戒処分は及ぶ.
17.2. 不正行為や騒動を起こしたチーム役員は大会役員ないしは審判長に伴われて即座に大会会場内から退場処分に処し、規律委員会(Disciplinary Committee)の判断が提示されるまでチーム役員の任をとかれる.

18. 総括
試合に関するル-ルに明記されていない問題や事件が発生した場合は、審判長の判断が最終決定となる.

 

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